着物の魅力のひとつである、身長や体形を気にせず、どのような人でも着ることができるデザインは、代々家族で受け継ぐことができるポイントです。
受け継いだ着物を現代風に若々しく着こなすコーディネートとはどのようなものなのでしょうか。
代々受け継がれてきた着物。年齢と合わないと思ったら若返りコーデを試してみて
着物は、着物の種類により袖の長さなどさまざまな違いがありますが、身長や体形を問わず、どのような人でも着こなすことができる、日本人女性を美しく魅せる伝統衣装です。
そんな着物は、祖母や母などから、数代にわたり受け継ぐことができ、時代を超えて着用することができる、そんなところも魅力のひとつでもあります。
着物には、色や柄などによって、年齢や既婚者か未婚者かなどのちょっとしたルールや違いがあり、祖母や母が着ていた着物は、若い世代にとっては、色が地味だったり、柄や模様が少し大人っぽ過ぎることがあるかもしれません。
特に紬などは、色合いが元々渋いため、気を付けないと、老け込んでしまうんですよね。
祖母や母から受け継いだ着物を、少し若返らせる、そんな若返りコーデのポイントとはどのようなものなのでしょうか。
若返りコーデ
祖母や母から受け継いだ着物を着こなすなら、このようなことを念頭にコーディネートしてみてください。
着物コーデのマナー
- 渋い色合いの着物には、明るい色の帯でコントラストをつける
- 帯締めにオレンジやグリーンなどハツラツとした色合いをプラスする
- 帯の柄にはかわいらしさを意識
- 安価でもいいので、半襟を付ける
- 今風の柄を意識
- アンティークとアンティークを組み合わせない(祖母から受け継いだ着物には、新しい帯でモダンに合わせるなど)
- 白ベースの帯は便利
これらをポイントにしてコーディネートしてみても、なかなかうまくいかない場合は、思い切って仕立て直すという手もあります。
仕立て直しとはいわゆるリフォームのことです。裏地を今風に変えたり、コートや羽織にしたり、新しく生まれ変わらせることができます。